【花屋さん監修】花用のおすすめはさみ8選

近年では、コロナの影響で自宅で家庭菜園やフラワーアレンジメントを楽しむ人が増えてきました。こちらでは、家庭菜園を楽しむ方やフラワーアレンジメントをしたい方に向けて、また、花屋さんで働き始めたい方に向けて、花ばさみや用途別のはさみを紹介していきます。

花はさみの選ぶポイント

家庭で使うはさみなのか、または華道などの趣味で使うはさみなのか、お花関係の仕事で使うはさみなのかというように使うシーンや、どんな植物を扱うかに寄って使い分ける必要があります。

家庭用なら太すぎないはさみ

家庭菜園で使うはさみは、野菜や花だけを切り落とすのに、先端が尖っているはさみが切りやすくておすすめです。趣味で盆栽や、生け花、フラワーアレンジメントで使いたいときは、ある程度刃の太さがある物がおすすめです。花のはさみは刃の太さが太いほど、切り落とす力は少なくて済みますが、刃が細いと細かな作業がしやすいです。刃の太さのバランスが重要です。家庭菜園と盆栽とどちらでも使える万能なはさみもありますので、最初は万能なはさみを購入しましょう。

仕事で使うなら、用途別にはさみを使い分ける

花屋さんや結婚式場のフローリスト、葬儀場のフローリストがもつはさみは、用途によってはさみを使い分ける方が効率が良く、はさみも長持ちします。太い枝物を切るときには、枝切ばさみを使い、アレンジメントにワイヤーを使うときは、ワイヤーと花の両方が切れるはさみを使います。もちろんワイヤーを使うならペンチでも代用できますが、ワイヤーが切れるタイプの花はさみの方が軽量で携帯しやすいのでおすすめです。また花を切るはさみとラッピングで使う資材を切るはさみは別で設けます。資材は、一般的な文房具店で売っているクラフト用のはさみを使用すれば、きれいに切れます。葬儀場のフローリストは、素早く花を切ることが求められるので、開き口の大きいものが素早く花をまとめて切れておすすめです。

はさみを扱う上での注意点

はさみは使っていくうちに切れ味が落ちるものです。切れ味が悪くなると、花の水や栄養素が通る管がつぶれて、水揚げが悪くなります。そうすると水が吸い上げられなくなり、花は枯れてしまうので、切れ味が悪くなったら、かならず砥石で研いだり、新しいはさみと交換しましょう。また、仕事ではさみを使う人は、テープを切るはさみで切ることも多いかと思います。テープをはさみで切ると切れ味が悪くなるのが早いので、テープを切るはさみと、お花を切るはさみを使いわけた方が、花のはさみが長持ちします。

家庭菜園や園芸、趣味のフラワーアレンジメント向きのはさみ

家庭菜園や園芸、趣味のフラワーアレンジメント向きのはさみを紹介していきます。

【Amazon限定ブランド】FLORA GUARD 剪定はさみ


こちらは園芸や生け花をする方におすすめのはさみです。グリップが握りやすく、グリップにばねがついているので、力が強くない方でも太い茎や枝物を切ることができます。幅も取らない大きさです。使用しないときは、はさみの口が開かないようにロックがかかるので安心です。素早く花を切ることが求められ、太い茎の菊を切る機会が多い葬儀のフローリストにもおすすめです。

チカマサ フローリスト アレンジはさみ


お家でフラワーアレンジメントや趣味の習い事でお花を扱う人におすすめです。軽量なので扱いやすく、ステンレス製で切れ味も良いです。

藤光 池の坊はさみ


厳選した材料に、伝統ある技術を加えて、手打ちで仕上げられていて、とても上質です。さびにくくコンパクトなので使い勝手が良いです。生け花で昔から使われているはさみの形状です。盆栽や園芸にも使えます。はさみの柄の部分で、枝物をつぶしたりするのに使えるところが便利です。花はさみの中では、手ごろな価格帯となっています。

お花関係の仕事で使うはさみ

仕事現場では太い枝やワイヤー、資材など、それぞれの用途に応じたはさみが必要なので、用途に特化したはさみを選定しました。

チカマサ フローリスト ウルトラロッソ花はさみ


刃の部分が高炭素刃物鋼でできており、他素材のはさみに比べてとにかく切れ味が良いです。太い茎や枝物を扱う仕事の方にもってこいです。アルスコーポレーションは、工具用など様々な用途のはさみや刃物を作っていて、信頼のおけるメーカーです。デメリットとしては、少し重さがありますが、他にはない切れ味がデメリットを上回るメリットの商品です。

アルスコーポレーション クラフトチョキ プリザ


結婚式場のフローリストにおすすめしたいはさみです。結婚式場のフローリストは、ワイヤーを使う機会が多いので、ワイヤーが切れるはさみが必要になってきます。こちらのはさみは刃の奥の方がギザギザしていて、ワイヤーがカットできるようになっていて、刃の先の方は花を切ったり、ラッピングのクラフト素材やセロハンを切ることもできるので、クラフト用のはさみを別で携帯する必要もありません。一石三鳥のはさみとなっています。軽量なので常に持ち歩くのにも苦にならないのでとてもおすすめです。デメリットとしては、はさみの刃が細めなので、太い枝を切るのには向いていません。

ARS (アルス) アルスヌーボーダブル W クラフトチョキ


こちらのはさみもワイヤーカットできるはさみとなっていますので、結婚式場のフローリストやワイヤーを使ってアレンジメントを作る花屋さんにおすすめです。カット部分の口が広いのが特徴で、太いワイヤーをまとめてカットできます。素早い作業にもってこいです。また刃先が細いので、プリザーブドフラワーを扱うなど細かい作業もしやすいはさみになっています。お花とクラフト素材とどちらもカットできるので便利です。

アルス 剪定鋏 ファミリーデラックス



直刃の剪定はさみです。ばねがついているのである程度太い枝を切るのに、力が少なくて済みます。刃の先端がとがっていて、フラワーアレンジメントなど細かい作業のものを制作するときにも使い勝手が良いです。重さもしっかりした刃の割には重さが軽量です。

岡恒 剪定ばさみ プロ 180mm



U字の剪定ばさみは、直刃の剪定ばさみより一層切る力加わるので、ともて太い枝物を切るのに使い勝手の良いはさみです。お花をカットすることもできますが、重さがありますし、素早く開閉するのには向いていません。携帯しないで作業場に置いておき、たまに切る極太の枝物をきるときには、取り出すというような使い方がいいかもしれません。

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